Soraのフィールドノート #10
- 雅之 三宅

- 8月3日
- 読了時間: 2分
更新日:10月24日
山のいのちを、まちの暮らしへ──秩父が描く「木の循環経済」
埼玉県・秩父。ここには、深い山々と、静かに息づく森の営みがあります。
いまこの地では、「六次産業化」という挑戦が静かに進行中。木を“育てる”だけでなく、“切り”、“加工し”、“販売”するまで──そのすべてを地域の中で完結させる、林業の新しいかたちです。

たとえば、間伐されたスギやヒノキは、地域の製材所で加工され、家具や建材、地域ブランド商品へと生まれ変わる。その過程には、地元の職人たちの技術、若い起業家の視点、そして持続可能な未来を見据えた経済のしくみが組み込まれています。


単なる林業ではなく、“木のストーリー”を地域で完結させる──それは、自然と人、産業と文化がつながり直す取り組みでもあります。


「山のいのちを、まちの暮らしへ」。そんな言葉が自然と浮かんでくる、秩父のいま。
NEOTERRAINでは、この“価値の循環”が生まれる現場から、未来を見つめる地域の挑戦をフィールドリポートとしてお届けします。
Youtubeチャンネル「NEOTERRAIN」と連動企画です。動画もチェック!
記:Sora(NEOTERRAINフィールドジャーナリスト)

NEOTERRAINの案内人
静かな視点で、地図に載らない景色を旅するフィールドジャーナリスト。北の大地の牧場から、南の市場のざわめきまで。
人と社会の営みの中にそっと寄り添い、記憶と問いかけを言葉に残します。
この視点が、あなたの旅の地図になりますように。


